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英会話を最近始めた初心者の方々は、「英語(字幕なし)で映画鑑賞する」と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか?
恐らく多くの方々が「難しい」と思われるのではないでしょうか。
確かに、映画の中には使用されている単語や表現が難解で、上級者でも聞き取りが難しいものが存在するのは事実です。
しかし、その一方で英会話初心者であっても十分に楽しめて勉強になる作品も数多く存在しています!
また、普段使用するテキストから一旦離れて学習することで良い気分転換にもなるので、上手く利用すればとても効果的と言えます。
初心者におすすめな映画7選
ターミナル
ターミナルは、映画は主人公のビクターという男性が、最初は英語が全く分からない状態から周囲の人々の協力を得て徐々に言葉を覚えていくという展開になっているので、使用されている英語も当然シンプルで分かりやすく、初心者が学習に利用するにはまさにうってつけと言えます。 洋画でこのような設定のものは珍しく、内容も心温まるヒューマンドラマとなっているので興味のある方は是非鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
ハリーポッターと賢者の石
世界的大ヒットとなったハリーポッターシリーズの記念すべき第一作目となります。 これまでに一度は見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。 この作品はイギリス英語にはなりますが、登場する表現は平易なものが多く、笑いあり友情ありのストーリーは子どもから大人まで誰もが楽しめるのでおすすめです。
ファインディング・二モ
ファインディング・ニモは、公開当時、全世界で大ヒットして日本でも「クマノミブーム」を巻き起こしたディズニー映画の人気作品です。
はぐれてしまった子どものニモを探しに父親であるマーリンが旅に出るという非常にシンプルなストーリーとなっています。
そもそも子ども向け映画なので、使われている英語はどれも簡単で分かりやすく、英会話初心者で英語に苦手意識があるという方でも無理なく学習できます。
ホーム・アローン
ホーム・アローンは、家で1人お留守番をする8歳の男の子ケビンと、泥棒2人組との対決をおもしろおかしく描いた名作です。
こちらも子どもが主人公となっているので、シンプルなフレーズや会話表現が多用されているのに加えて、純粋にストーリーそのものが笑えるので初心者の方も楽しみながら英語を学ぶことができます。
トイストーリー(Toy Story)
トイストーリー(Toy Story)はディズニーアニメで、おもちゃの人形たちが実際に動いて、様々な問題に立ち向かう映画です。
バック・トゥ・ザ・フューチャー(BACK TO THE FUTURE)
バック・トゥ・ザ・フューチャー(BACK TO THE FUTURE)は、主人公のマーティーが発明家のドクが作ったタイムマシーンに乗って、過去や未来にいくストーリーです。
マーティー演じるマイケル Jフォックスの出世作と呼ぶべき作品であり、めちゃくちゃファンも多い作品です。
僕も金曜ロードショウでよく見えていたので、合計で10回以上はみた作品です。英語に関しては、たまに難しい単語は出てきますが、話させるスピードはそれほど早くないので、英語のリスニング練習にはオススメです。
アナと雪の女王
アナと雪の女王は、アニメーション映画の興行収入で全世界歴代1位を記録して、主題歌の「let it go」は日本でも大ブームとなったことが記憶に新しいディズニー映画の感動作です。
この作品は簡単な英語で構成されているのは勿論ですが、劇中で様々な歌が出てくるのでそのリズムや歌詞を通じて英語を学べるのも学習者にとっては嬉しい所です。
自分が好きな歌は何度も口ずさんだり聞いている内に自然と覚えていたという経験を持つ方も多いと思いますが、まさにそのプロセスをこの映画では生かすことができます。
魔女の宅急便
魔女の宅急便は、今も昔も世代を問わず絶大な人気を誇るジブリ映画ですが、実はそれらの一部は英語版でも発売されており、本作もその1つとなっています。
魔女のキキが黒猫のジジと一緒に魔女修行の旅に出て、ひょんなきっかけでとある海沿いの街で宅急便の仕事を始めるというストーリーですが、英語版で使用されているのはそのほとんどが中学1年レベルの単語かつ元が洋画ではなくジブリ作品なので、初心者にとってもハードルが低く大変取り組みやすい映画と言えます。
タイタニック
タイタニックは、実話を基にして作られ、映画史にその名を残したラブロマンスの不朽の名作です。 ディズニーやジブリ物と比較すると、多少大人向けと言えるかもしれません。
ストーリーは豪華客船タイタニック号で身分違いの恋に落ちたジャックとローズの数奇な運命を描いており、使われている英語が聞き取りやすいというだけではなくて恋愛に関するフレーズなども多く出てくるので、それらを学んで参考にするというのもおすすめです。
ショーシャンクの空に
ショーシャンクの空には、「名作」という言葉がもっともふさわしい映画の1つです。
「必死に生きるか」「必死に死ぬか」ということについて考えさせれる問題。ラストに近くに連れての展開は、なんど見てもなんとも言えないものがある作品です。
現状のレベルを把握した上で、「本当に」興味がある作品を選ぶ
今回紹介した映画は確かにどれも初心者におすすめですが、中学レベルの単語や文法が全く分からないという状況ではどの作品も見るのに苦痛が伴います。
逆に中学レベルの英語がある程度でも身に付いていれば特に問題ないと言えます。 次に意外と盲点になりがちなのが作品選びです。 後で詳しく触れますが、映画を通じて英語学習をするには何度もその作品を鑑賞していくことが必要不可欠となります。
ですから、自分がそれほど興味のない映画を選ぶといくら学習の為とは言え、何度も鑑賞する行為自体にストレスを感じて結果的に早い段階で投げ出してしまうので、本当に興味がある作品を選んで下さい。
1作品しかない場合でもあまり興味がない複数の作品を漫然と見るよりは遥かに効果的なので、数の少なさはそれほど気にしなくてかまいません。
まずはその映画の内容を理解する必要があるので、吹き替えもしくは日本語字幕でざっと見てみましょう。
すでにその作品を見た上で教材として選んだ場合は①は飛ばして②から始めるか、日本語字幕で見ると良いです。
こちらで紹介した作品はどれもシンプルな内容なので、1~2回見れば十分に理解できます。 そして、①が終われば次は②の英語字幕で鑑賞しましょう! リスニングは相手の声を聞いて何を言っているのかが分かれば問題ありません。
なので、②では字幕を読むことではなくてあくまでも音声に集中して下さい。 その結果、よく聞き取れなかった部分は字幕で確認しても良いですし、スクリプトと呼ばれる台本のようなものが手元にあればそちらで確認しても問題ありません。
いずれにせよ自分が聞いて理解した内容と、実際の内容が一致しているかどうかを逐一確認していくというのが非常に重要です。
②はかなり時間が掛かると思いますが、ここをおろそかにすると全く意味がないので大変かとは思いますが集中して取り組んでいきましょう! そして、最後は遂に④の字幕なしでの鑑賞となります。
この状態でいつ鑑賞しても全て聞き取れるようになっていれば、次の作品に移っても良いですし、もう少し難しい作品を選んで挑戦しても問題ありません。 ①の時点と比べると大きく皆さんの英語力は伸びていると言えるでしょう。
まとめ
英会話初心者の方は、英語を勉強していけばもっと映画を楽しく観て理解できるようになります。英会話初心者向けの教材や勉強方法を下記にまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください。