目次
IELTS勉強法の自習のための完全ガイド
IELTSは他の英語のテストとは違う?
他の英語テストと同様に、IELTSのテストはかなり幅広く、理解するのに相当 の時間がかかります。スピーキング、ライティング(創作能力)、リーディン グ、リスニング(受容能力)の4つの要素から構成されています。IELTSは大 学の学術研究に参加できるかどうかを評価するために頻繁に使用されてお り、英語圏での留学を予定していなくても、IELTSでテストされるスキルは非 常に総合的であるため、かなり多くの国では、英語を母国語としない人がそ の国での生活や就労のためのビザを取得する際、このテストを受けることを 義務付けています。
スキル? IELTSは英語のテストではないのかな?
IELTSを単なる語学試験と勘違いしていませんか?留学プログラムや大学 院の学位取得プログラムなど、英語がコミュニケーションの手段となる学術 的コースで勉強したい人が受験するため、IELTSはその人の学術知識とそ の運用能力が十分あるかを測るテストでもあります。
基本的には:
- 正しく構成された口頭及び文章での表現能力
- リーディングテストで、情報を素早く効率的に見つける能力
- リスニングテストで、人の意見や考えを見極められる能力
アカデミックスキルとは?
この学習ブログがなぜアカデミック・スキルの話ばかりなのか不思議に思わ れるかもしれませんね。それは、IELTSテストの勉強をするとき、勉強に費や す時間の大部分が、これらのスキルを理解し、改善し、もしかしたら完璧にし ようとするために費やされるからです。
では、アカデミックスキルとは一体何でしょう?
スピーキングやライティングでの表現方法は、アカデミックな環境の中で一 定のルールを守る必要があります。例えば、リサーチをしたり、課題のため の情報を探したり、講義中に他人の意見を理解する能力も、効率良く行うた めには一定のスキルが必要となります。
次の章では、これらのルールとスキルを見ていき、自分の時間に自習しなが らどのように改善していくのがベストなのかを見ていきます。
スピーキングテストの勉強法
スピーキングテストの準備の仕方
IELTSのスピーキングテストは3つのパートがあります。
● パート1:受験者と試験官とのインフォーマルな会話(4~5分程度)
● パート2:2分間のトーク:受験者はテーマを与えられ、そのテーマにつ いて2分間、できれば止まることなく話し、その後試験官はそれについ て質問をします(4~5分程度)
● パート3:よりフォーマルな質疑応答で、試験官は受験者に徐々に難し い質問をしていきます(4~5分程度)
詳細で流暢な表現力
IELTSスピーキングテストの準備で最も重要なのは、答えの長さを十分な保 ち、正しい情報を盛り込む方法を理解することです。
答えを出す時には、ほとんどの場合、あなたの答えを裏付ける例え、その理 由、さらに意見を含める必要があります。試験が進むにつれて、これらの例 や理由、意見はさらに詳しくなったり、拡張されていきます。
2つ目は、試験官があなたの流暢さをチェックします。
● 回答の途中で一時中断し過ぎていませんか?
● 答を出すまでに時間がかかりすぎていませんか?
● 話し方が遅すぎませんか?
まずはYouTubeでIELTSスピーキングの動画を見ることから始めるのが良 いでしょう。
次のような見方をしましょう:
- 必要なバンドスコアより1ポイント下の受験生向けの動画を見て くだ さい。6.0のバンドスコアが必要なら、5.0レベルの人の動画を3~4本 見ましょう。その理由は、何をする必要があるかを知ることが重要であ るのと同様に、何をしてはいけないかを知ることも重要だからです。
- 話し手がどのように答えているのか、どのように例や理 由、 意見を述べているのか、そしてそれぞれの回答はどの くらい の長さだったかをメモしておきましょう。
- 彼らの流暢さに注目してください。それぞれの質問にどのくらい の速さで答え始めるるのか?すぐに話し始めるのか、それとも 答え始めるのに数秒かかるのか?回答の間に頻繁に中断して いるか、回答の間の中断は一瞬なのかあるいは少し間が空くの か。
- ここでも上記1.と同じ事を行います。あなたが必要としているバンドス コアと同じ受験者を観る事です。もしバンド6.0が必要な場合は、バンド 6.0レベルの受験者を観てください。これはあなたが質問にどのように 答えるべきかの良いヒントを与えてくれます。
アイデアを得る
多くの受験生に共通している問題は、質問に答えるときに十分なアイデアを 持つことに苦労していることです。特にIELTSスピーキングパート3では、旅 行、観光、健康、教育、科学技術などといった、より抽象的な問題について、 よりアカデミックな質問が出題されます。そして多くの学生が、自分の言葉で さえこれらのことを考えたことがないのにと不満を言うのです。
こんな悩みがあった場合の対処法がここにあります。
トピックのリストを作成しましょう。
e.g.)
- 旅行
- 観光
- 食べ物
- 教育
- 科学技術
- 環境問題
- グローバル化
- 音楽
- カレンダーにリサーチの予定を作成し、各テーマについて研究する計 画を立てます。
○ 各トピックに関連した問題を調べます。それらがここでの基本的 なアイディア、時事ニュース、重要なポイント、問題の長所や短 所かもしれません。
○ アイディアノートを作成して、各テーマ毎に調べたアイデアを書 き記します。分かり易く書くように心掛けて下さい。
○ YouTubeでIELTSの動画を見て、他の受験生がどのような考え を持っているか確認してみましょう。
- 復習スケジュール:調べたトピックやアイデアについては、定期的に復 習しないと忘れてしまいます。そして忘れてしまうと、IELTSスピーキン グテストでも話せなくなってしまいます。
○ 復習の方法として、自分の考えを友達と話しましょう。明確な理 由や例、意見を添えてあなたの考えを分かり易く表現する練習 をしましょう。友達や家族に意見を聞いてみましょう。アイデアは 多ければ多いほど良いですね。
- 統合化;あなたが調べたアイデアを覚えていることを確認する良い方 法は、そのトピックについて書くことです。IELTSスピーキングとIELTS ライティングのために調べた事を組み合わせてみましょう。(総合的な 学習についての詳しい説明は、「自己学習の完全ガイド」を参照してく ださい。)
- あまり読書が好きでないなら、ドキュメンタリー番組を見ましょう。最初 は母国語でドキュメンタリーを見ることで、かなりの時間短縮が出来ま す。英語の練習をしたいという気持ちもありますが、ここでのポイント はできるだけ多くのアイデアを築き上げることです。そのため、最初は 英語でうまく表現できないかもしれませんが、ドキュメンタリーを見るこ とでたくさんのアイデアを吸収することができます。
スピーキングの練習
これを一人でやるのは少々難しいです。しかし、ここでは出来なければなら ない主なことをご紹介します:
- 中断することなく対応ができることが必要
- きちんと整理された回答を提示できることが必要
- あなたの答えの中で適切なリンキングワードを使用することが 必要
統合されたスキル:ライティングはスピーキングを向上させるための優れた 方法です。
これらの問題はすべて、答えを文字で書くことで改善することができます。自 分が何を言いたいのか、どのように言いたいのかをじっくりと考え、それらを 紙に書くことで今後同じ場面での口頭での表現力が格段に向上します。
もう一つのメリットは、自分の考えを書くことに集中することで語彙力や文法 の正確性が向上することです。先生からフィードバックを受けることができれ ば、自分がどのようなミスをしたのかがわかり、それを修正する方法を考え
ることができるようになります。ただし、先生がウッカリあなたの間違いを先 に教えてしまわないように気をつけましょう。自分の為にも自分で見つけ出 すことが大切です。語彙や文法の間違いに対する正しい答えを見つけるた めの苦労は、それらを記憶することをより効果的に確実なものにします。
最後に、書かれた答案は読める表現方でもあります。自分の考えを書き留 めたものを読むことは、暗記の素晴らしい助けになります。