目次
大阪市の英会話スクールPHILLIP JAMESです。IELTSライティングでスコアアップに悩んでいる方必見です。
今回はIELTSライティングの対策方法をご紹介致します。
IELTSライティングセクションとは?
IELTSライティングセクションには、Writing Task1とWriting Task2というものがあります。
IELTS Writing Task1の概要
試験時間:20分
試験内容:チャート、表、図解などから情報を読み取り、それを説明する。
試験対策:情報の比較の仕方や、まとめ方をアカデミックライティングで出来るようにする。
IELTS Writing Task1の対策方法
IELTS Writing Task1のコツは、Task1で求められていることは、エッセイではなくレポートだということを理解することです。
Task1はチャート、図解などをどのように英語で表現出来るかが評価されます。つまり主語をI, Weとして説明するのではなく、Bar, Graph,Chartなどを主語にして説明する癖をつけましょう。
IELTS Writing Task2のエッセイでは、通常下記のような文章構成が求められます。
イントロダクション
ボディ
コンクルージョン
しかし、Task1は「レポート」形式なので、コンクルージョンなどの自分の意見や分析の要約などは必要ありません。
IELTS Writing task1のレポートでは、下記のような文章構成だけで十分です。
イントロダクション
ボディ
チャートの説明の仕方
このビデオでは、IELTSのTask1での、「プロセス」の説明について紹介されています。
IELTS Task1では、チャートなどを見て、それがどのような事を示しているかを説明しなさいという設問があります。
プロセスの種類は大きく2つに分かれます。植物の成長のような自然のプロセスや、コーヒーの作り方など人によって行われるプロセスです。
Writing Task1で「プロセス」を説明する問題を解答する時の注意点は、「自分の意見を入れない」です。求められているのは、チャートから得た情報を「説明」する能力だからです。
順序を表すのに役立つ英熟語
最初を表す英熟語
First of all,
The first step/stage is ~,
次を表す英熟語
Next,
Then,
After that,
最後を表す英熟語
Finally,
In the final step/stage,
受動態で文章は書こう
アカデミックライティングの中で、チャートなどの情報を説明する上で重要な一つの事が「客観性」という観点です。
文章に「客観性」を持たせるためのテクニックの一つが、受動態という文法です。受動態を忘れてしまっている方は、一度こちらの例文で思い出して下さい。
“I make a cup of coffee.” (誰が作ったか分かる)→能動態
“A cup of coffee is made.”(誰が作ったか分からない)→受動態
1番目の文章では、主語が”I”なので、強調されることは「私」がコーヒーを作ったことです。
しかし、2番目の文章では主語が”A cup of coffee”なので、「コーヒー」が強調されています。
IELTSのWriting Task1では「自分の意見は出さない」という客観的な情報が求められているので、主語がわざわざ分かる能動態でなくてもいいのです。
棒グラフの説明の仕方
IELTSのチャート問題では、チャートに関する説明文が書いてあります。これはチャートの情報を素早く読み取るのに大切な情報なので、きちんと理解しましょう。
棒グラフの問題において、Introduction, Overview, Body, Conclusionの説明の仕方が解説されています。
パラフレーズの仕方や、どのような単語で表現するばいいのか説明されていますので、問題が変わってもそのまま使える表現が多いのでぜひ一度動画をご覧ください
IELTSライティングのコツ「4C」とは?
IELTSライティングでスコアアップを狙うコツは、次の4つのCに基いて英語の文章を書くことです。4つのCとは次のものです。
conciseness
cohesion
coherence
composition
ではこれら4つのCについて、一つずつ見ていきましょう。
conciseness(簡潔さ)
Concisenessとは「簡潔さ」という意味です。よくありがちなアカデミックライティングの間違いは、出来るだけ長い英文を書けば評価されるだろうという考えです。
しかし、これは間違いです。
英語という言語は、構造的に論理が通るようにできた言語構造をしているので、簡潔な文章であるほど、言語としての論理構造が分かりやすくなります。
アカデミックライティングでは、自分の主張や他人の主張に関して述べる問題がありますが、その主張を補強する論理(リーズニング)が求められます。
長文になればなるほど、その論理(リーズニング)が分かりづらくなるので、出来るだけConcisenessな文章を書くようにしましょう。
英語の長文を書いてしまうデメリットとしては、文法のミスをする確率が高くなることも考えられますので、その可能性を出来るだけ低くしておく対策でもあります。
cohesion(繋がり)
Cohesionとは「繋がり」を表す単語です。上記で述べた論理構造にもかかわってくる話ですが、IELTSのライティングでは、文章の繋がりを意識して書く必要があるということです。
演繹法という論理学の考え方がありますが、この考えが英語のcohesionを考える上で役立ちます。
演繹法の三段論法の例としてよくあるのがこちらの例文です。
結論:「ソクラテスは死ぬ」←主張したいことを述べる
大前提:「人間は死ぬ」←客観的な事実を述べる
小前提:「ソクラテスは人間である」←主張と事実から推測できる因果関係を述べる
これを英語の文章で例題を作ってみると、
Claim: “I can reduce my weight in 1 month”
「一か月間で体重を減らすことができる」
Data: “I run 10km everyday.”
「毎日10km走っている」
Warrant:”Running is an effective way to reduce weight”
「ランニングは体重を減らす効果的な手段だ」
このように自分の主張を補強する文章が出来上がりました。このような論理に繋がりがある文章を作成するためには、次のようなCohesiveな単語をあらかじめ覚えておくのがいいでしょう。
in conclusion
as for …
because
however
coherence(首尾一貫性)
coherenceとは「首尾一貫性」という意味です。IELTSのライティングにおいては、あなたが書いた文章の分かりやすも見られています。
「分かりやすい文章」とは、上記のconciseness(簡潔さ)とcohesion(繋がり)が合わさった文章です。簡潔で論理的な構造の文章は、読み手にとっても分かりやすい文章となります。
composition(構成)
最後は、composition「構成」という意味です。IELTSのアカデミックライティングでは、文章構造が大事だと上記でも述べました。
エッセイライティングでは次のような文章構造が一般的なので、参考にしてみてください。
1:導入部分:
導入部分では、エッセイトピックの背景や、そのトピックで述べたい自分の主張を書きます。
2:サポート部分(前半)
サポート部分(前半)では、導入部分で述べた自分の主張に対する理由(サポート)を述べましょう。ここでは可能な限り、客観的な事実や自分の実際経験した事などを書くと、説得力が高まります。
3:サポート部分(後半)
サポート部分(後半)では、サポート部分(前半)とは違う主張をサポートする理由を述べましょう。
4:結論部分
結論部分では、2つのサポート部分の理由から、どのように導入で主張したことが言えるかをまとめましょう。
(これこそまさに演繹法の考えかたと同じですね)
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IELTSライティング学習におすすめの参考書と問題集
Writing for the IELTSは海外でも人気のIELTSライティング対策本です。IELTSライティングの評価基準に基づいて、何がライティングスコアアップに必要なのかを理解しながら学習を進めることができます。
この本以外のおすすめの参考書や問題集は、下記の記事でまとめてありますのでぜひ参考にしてください。
関連記事: IELTSライティングおすすめ参考書
まとめ
IELTSライティング対策は役に立ちましたでしょうか?
この4Cを意識したアカデミックライティングの練習をしていると、アカデミックライティングに適した文章の書き方が出来るようになるので、ぜひ少しずつ挑戦していって下さい。
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