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英語を勉強する上で、英文法というのは必ず身に付けておかなければなりません。文法をないがしろにしてしまっては、ライティングやスピーキングの際に苦労してしまいますので、今回はそうならないよう、難易度別に分けて10冊紹介していこうと思います!
初心者向けの英文法書4選
マンガでおさらい中学英語
マンガでおさらい中学英語は、文字通りマンガで英文法の基礎を学べる参考書です。一般的な参考書とは異なり、この本は文法の使い方に焦点を当てています。
ただ文法の意味を羅列するわけではなく、どこでどう使うのか、他にどんな意味があるのかということを詳しく説明してくれていますし、マンガで書かれているので、勉強が苦手な方でもスラスラ読み進めることができるのが魅力的です。
中学レベルの文法をサラッと見直したい、難しいことを勉強する前にまず簡単なもので肩慣らしをしたい人は、この参考書をおススメします。
一億人の英文法─すべての日本人に贈る「話すため」の英文法
英文法書としてベストセラーとなったこの一億人の英文法は、イラストをふんだんに使って、話すための英文法を中心に説明していっています。
話すだけでなく、リーディング・ライティングにも十分役立てることができるので、総合的に英語力を高めていくことができます。
この参考書の特徴として挙げられるのが、文法の使い方に特化しているという点です。実際にネイティブが日常会話の中で使うような表現もふんだんに出てきますので、受験やTOEIC対策だけでなく英会話のフレーズも身に付けていくことができる1冊となっています。
総合英語Evergreen
総合英語Forestから新たに生まれ変わった「総合英語 Evergreen」。多くの方はこのEvergreenまたは過去版のForestを高校で使ったことがあるのではないでしょうか。この参考書では、大学受験で必要になる英文法を一通り学習ができます。
文法の理解を中心として説明しているので、掲載されている問題数は少なめですが、内容は「これが基本」、「理解する」、「深く知る」の3パートで成っていて、なぜこの文法が存在していて、どこで使うのか、なぜ必要なのかということを理解しながら学習を進めていくことができますので、文法書としてはかなりおススメの1冊となっています。
受験で必要な文法を一通りおさらいして、文法の基礎を固めたいと考えている方は、このForestがピッタリだと思います。
入門英文解釈の技術
入門英文解釈の技術は、英語の長文読解が解けるようになりたいと考えている人におススメの1冊です。見開き1ページに1つのテーマでまとめられた長文が載っていて、構文や和訳の解説がされています。
長文読解に重きを置いた参考書ですが、解説を見ていると文法の勉強にもなりますし、英文を読む技術、スピードが上がっていきますので、確実に力をつけていくことができます。
今の段階で、英文を何となく読んでいる、読解力とスピードを上げたいと考えている人におススメの参考書です。
中級者向けの英文法書3選
Next Stage
Next Stageは難関大学を目指す人に適した英文法書となっていますが、実際はそこまで難易度は高くなく、初心者、中級者でも問題なく学習を進めていくことができます。
文法の解説だけではなく1474つもの問題が掲載されているため、学んだことをすぐに確認し、理解を深めていくことができます。問題の形式も様々ですので、センター試験やTOEICなどの対策にも有効的かと思います。
文法だけでなく、イディオムや語法、単語のアクセントや発音なども説明されているのも魅力的です。問題ごとに難易度が記載されているので、自分のレベルに合わせて問題の取捨選択ができるのも大きいです。
赤シートも付属で着いて来るので、何度も復習ができるという点でかなりおススメの1冊になっています。
大学入試世界一わかりやすい英文読解の特別講座
大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座は、スタディサプリを監修した講師が出した参考書で、英文の構造や和訳の方法などが事細かに説明されています。
英文の直訳ではなく、意味を砕いて理解できるように設計されており、文法を学んだうえで英文の読解力を上げることができます。受験ではややこしくて長い英文がいくつも登場します。
それらを素早く、かつ正確に読み解くための力が身に付くだけでなく、その中で文法のおさらいもできるような内容になっているので、英文読解にあまり自信がないという人におススメの1冊です。
表現のための実践ロイヤル英文法
表現のための実践ロイヤル英文法は、難易度的には高校生からでも使えるものになっており、英作文や英会話の際に必要になるであろう文法を中心に学ぶことができる参考書です。
具体的で使える内容になっているので、かなり実践的な力をつけていくことができます。英語で何かをアウトプットする力を上げたいと考えている方には、かなりおススメの1冊です。
文法の勉強に加え、実際に使える英語力が身に付く英文法書です。
上級者向けの英文法書4選
英文読解の透視図
英文読解の透視図は、英文の構造を論理的に把握し、読み進めていくための方法を学ぶことができる大学受験用の教材になります。
難易度的には京大や東大などの難関大学を目指す方に向けたものですので、かなり難しいものになっています。ですが、難易度が高いからこそ確実な力が身に付きます。
なんとなく英文を読んでしまっている状態から、論理的に英文を読み解けるようになりたいと思っている方にはぴったりの参考書だと思います。簡単なものであれば何となく読んでも意味はつかめるのですが、ハイレベルな問題になってくると生半可な力では対応ができません。
ですので、その何となくを確実に変える意味でも、この参考書は上を目指す方におススメの内容になっています。
上級英文法
上級英文法はその名の通り、英語学習上級者に向けた英文法書になります。一般的な英文法書には載っていない例外や紛らわしい語法などを一気に総ざらいすることができます。
上級者を目指すのであれば、一般的な参考書では知りえないものを吸収していく必要があります。この参考書ではまさにそういったものを学んでいくことができますので、上級者に必要な英語力を身に付けていくことができます。
今までの学習で取りこぼしていた情報を拾い集めていくことができるので、今の文法知識に少し不安がある、更に文法の知識を上げてレベルアップしたいと思っている方にはぴったりの参考書かと思います。
関係詞の底力
関係しの底力は、受験やTOEICなどの試験だけでなく、今後の英語学習全てにおいて大事になってくるのが、関係代名詞です。
この関係代名詞に関しては、英語を学んでいる方は高確率、高頻度で出会っている曲者かと思いますので、大切さは身に染みて感じているかと思います。
この参考書では関係代名詞の使い方を、基本的なものから応用レベルまで幅広く紹介されているので、関係代名詞に関する学習を賄うことができます。専門用語などが多く出てくるので、英語の勉強をある程度してきた上級者に向けた参考書です。
Common errors in English usage
Common Errors in English Usageは、英語ネイティブでも間違えてしまうようなものを集めた参考書です。内容は英語ネイティブ向けに書かれているので、かなり難しく設定されています。
中にはシンプルなものも紹介されているので、力試し的な感じで読むのもいいかもしれません。ネイティブでも間違えるという英語が学べるので、他の参考書とは一味違う楽しさがある1冊です。