目次
こんにちは、英語学校PHILLIP JAMES ウェブデザイン担当のアイコです。
以前の『「念のため」は英語で何と言う?ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で学ぶ英会話』に続いて、今回も英BBC制作ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』シリーズから英会話フレーズをご紹介します。
「恩に着る」は英語でなんと言う?
お礼の表現として使用される「恩に着る」の言葉。英語ではいったいどのように表現されるのでしょうか。
シーズン2でも最高の緊張感を持ったクライマックス、エピソード3「The Reichenbach Fall (ライヘンバッハ・ヒーロー)」での会話を見てみましょう。
ベーカー街221Bにて、シャーロック(S)とモリアーティ(M)の会話より。
S:I never liked riddles.
謎々は嫌いだ。
M:Learn to.
好きになれ。
M:Because I owe you a fall, Sherlock.
僕には君を落下させる義務がある。
M:I owe you.
借りはきっと返す。
「恩に着る」って出てきたっけ?と思われたかもしれませんが、実は英語では「借りを返す」「義務がある」と同じ言葉なんですね。
日本語で「恩に着る」と「借りを返す」ではニュアンスが少し違うように感じるかと思いますが、英語では同じフレーズを用います。その他に「〇〇のおかげ」や「世話になった」などの言葉も、このフレーズを用います。
ちなみにこの「I owe you.」というフレーズはカジュアルな言い回しなので、フォーマルな場面では「I appreciate it.」を使うなどして代用しましょう。
“I owe you.” を使った例文
I owe it all to you.
(なにもかも君のおかげだよ。)
※「owe A to B」で「AについてはBのおかげである」の意味
You can’t say no. You owe me a favor.
(いやとは言えないよ。君には貸しがあるでしょ)
本日の英単語とフレーズ
- riddles:謎々
- owe:~に恩義[借り]がある、~のおかげである、義務がある、~に借金がある
- I owe you:恩に着る、借りがある
ひとつのフレーズで様々な意味を持つ英語を学ぶ
シーズン2エピソード3では、物語の随所で「I owe you.」というセリフが織り込まれています。時と場合、シチュエーションによって変わるその英語が持つ意味を1エピソード中でたっぷり楽しめるのも面白いところ。
未視聴の方はもちろん、すでに視聴済みの方も、SHERLOCKの至る所に散りばめられた細かい遊びの部分を楽しみながら再度観直してみてはいかがでしょう。シーズン4まで、まだたっぷり時間はありますよ?